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一柳慧《弦楽四重奏曲第5番》 フラックス弦楽四重奏団が初演

2018年 7月 2日付

© Koh Okabe


一柳慧の新作、《弦楽四重奏曲第5番》の初演が8月10日、カリフォルニア大学サンディエゴ校内のコンラッド・プレビズ・ホールで行われる。現代音楽の分野で際立った活動を展開している、ニューヨークのフラックス弦楽四重奏団(FLUX Quartet)が演奏する。

全3楽章の《弦楽四重奏曲第5番》(2018)は、米カリフォルニア州のラ・ホーヤ・ミュージック・ソサエティが、同主催のサマーフェスト2018のために委嘱した作品。一柳とフラックス弦楽四重奏団の協働は、2015年10月、一柳プロデュースによる同団の初来日公演(神奈川県民ホール)まで遡ることができる。同団はこのとき、一柳《弦楽四重奏曲第3番「インナー・ランドスケープ」》(1994)ほか、ケージ、ナンカロウ、カーターらの作品を演奏し好評を博した。

フラックス弦楽四重奏団は96年の結成以来、現代作品のスペシャリストとしてこれまでに100を超える新作初演を手がけ、同時にケージ、リゲティ、ナンカロウ、クセナキスら20世紀後半の巨匠たちによる作品もレパートリーとしている。演奏時間が6時間を超える《弦楽四重奏曲第2番》(1983)を含む、モートン・フェルドマンの弦楽四重奏曲全作品の録音(Mode Records)は特に高く評価されており、昨年8月、東京・渋谷のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催された『ダン・フレイヴィン展』での同作の演奏が大きな注目を集めたことも記憶に新しい。


一柳慧
弦楽四重奏曲第5番
Toshi Ichiyanagi: String Quartet No. 5

世界初演
2018年8月10日[金]20:00 コンラッド・プレビズ・コンサート・ホール(カリフォルニア州ラ・ホーヤ)
フラックス弦楽四重奏団
http://ljms.org/event/accross-oceans/?instance_id=8026