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山根明季子が東京現音計画のプログラム監修 3つの新作初演など

2018年 7月 2日付

photographed by Coco


作曲家の山根明季子がプログラム監修を務める演奏会『東京現音計画#10:コンポーザーズセレクション5』が7月11日、杉並公会堂で行われる。《水玉コレクション》シリーズを含む山根の新作3曲の初演などに加え、オランダのヤコブTV、ドイツのヨハネス・クライドラーという2人の鬼才による作品が演奏される。

山根はクラシック音楽を基盤に「ポップな毒性」をテーマとした独特の作風で知られる。近年では、第9回浜松国際ピアノコンクールの委嘱課題曲《イルミネイテッドベイビー》(2014-15)など、「消費」や「幼さ」をキーワードとする創作も多い。今回のプログラミングに関して山根は、「今日の資本主義における消費と音とを直接的に扱う作品を選びました(中略)身の回りに溢れすぎている音の中身をみつめ、観察する場をつくりお届けします」と述べている。

今回演奏される山根の作品は4つ:サクソフォン、チューバ、打楽器、ピアノ、エレクトロニクスのための《アミューズメント》(初演)、複数のパフォーマーのための《状態 No. 1》(初演)、山根の代名詞ともいえるシリーズの新作、サクソフォン、チューバ、エレクトロニクスための《水玉コレクション No. 19》(初演)、2012年に吉原すみれによって初演された、打楽器のための《ポッピキューポッパキー》。加えて、株価の変動などを旋律に置換したクライドラーの話題作《チャート・ミュージック》(2009)の、山根による編曲版の初演も行われる。

東京現音計画は現代音楽の第一線で活動する演奏家によるアンサンブルとして2012年に結成された。1人の作曲家にプログラミングを託す「コンポーザーズセレクション」シリーズではこれまでに、杉山洋一、足立智美、稲森安太己、近藤譲が監修を務め、日本ではまだ殆ど知られていない同時代作品を数多く紹介している。2013年に行われた『東京現音計画#01〜イタリア特集 I:コンポーザーズセレクション1・杉山洋一』公演で第13回佐治敬三賞を受賞した。


東京現音計画#10
コンポーザーズセレクション5:山根明季子
2018年7月11日[水]19:00 杉並公会堂小ホール
http://tokyogenonproject.net/?p=667

大石将紀(サクソフォン)、橋本晋哉(チューバ)、神田佳子(打楽器)、黒田亜樹(ピアノ)、有馬純寿(エレクトロニクス)

東京現音計画#10 プレイベント:ヤマネナイト
2018年7月3日[火]19:00 荻窪ベルベットサン
http://tokyogenonproject.net/?p=672