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山田和樹 マーラー・ツィクルス 武満作品を組み合わせて

2014年 12月 1日付


2015年1月24日、Bunkamuraオーチャードホールにおける《交響曲第1番ニ長調「巨人」》を皮切りに、指揮者・山田和樹が挑むマーラー・ツィクルスが開幕します。管弦楽は、山田が正指揮を務める日本フィルハーモニー交響楽団。

自身にとって初めての全曲演奏会となるこのシリーズで、山田は3年に渡って3曲ずつ、全9回の公演でグスタフ・マーラーの交響曲を順番にとりあげます(未完成の第10番を除く)。「交響曲を番号順に演奏するということは、マーラーの人生そのものを辿ることでもある*」 と述べる山田。国内外で注目を集める30代の指揮者が、ツィクルスのなかでその音楽性をどのように変化させていくのかも聴きどころのひとつでしょう。初回の《交響曲第1番》は《花の章》を含むハンブルク稿による演奏です。

全ての回において、交響曲の前に武満徹の作品が演奏されます。山田はこれまでにも、東京混声合唱団、オーケストラ・アンサンブル金沢、スイス・ロマンド管弦楽団らとともに武満作品を積極的に演奏してきました。マーラー作品との組み合わせについて山田は、声楽パートの有無に関わらず両者の音楽には共通して「歌心」があると語ります。

武満による9作品は演奏順に、チェロとオーケストラのための《オリオンとプレアデス》(1984)、《混声合唱のための「うた」》(1979-92)より、《3つの映画音楽》(1994/95)、語りとオーケストラのための《系図》(1992)、ヴィオラとオーケストラのための《ア・ストリング・アラウンド・オータム》(1989)、ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための《ノスタルジア》(1987)、オーケストラのための《夢の時》(1981)、オーケストラのための《星・島》(スター・アイル)(1982)、《弦楽のためのレクイエム》(1957)。《混声合唱のための「うた」》は、東京混声合唱団と武蔵野合唱団による演奏です。


山田和樹 マーラー・ツィクルス
山田和樹 ✕ 日本フィルハーモニー交響楽団
Bunkamura オーチャードホール(東京)
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/15_mahler/