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細川俊夫《古代の声》日本初演 アンサンブル・ウィーン=ベルリン

2013年 9月 4日付

Ensemble-WienBerlin in Salzburg Festival, 2013 © Silvia Lelli

10月4日に東京の紀尾井ホールで開かれるアンサンブル・ウィーン=ベルリンの来日公演で、細川俊夫の木管五重奏曲《古代の声ヴォルフガング・シュルツの追憶に》日本初演が行われます。

アンサンブル・ウィーン=ベルリンの30周年記念の委嘱作品として作曲されたこの作品は、今年のザルツブルク音楽祭において8月14日、同アンサンブルによって世界初演が行なわれました。副題にあるように、アンサンブル創立以来の中心メンバーであり、今年3月28日に亡くなったヴォルフガング・シュルツを偲び、彼に献呈されています。

ウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席奏者達によって1983年に創立されたアンサンブル・ウィーン=ベルリンは、その活動開始より、ウィーン、ザルツブルク、ルツェルン、ラヴェンナなどの国際音楽祭において熱狂的に迎えられ、世界各地の一流コンサートホールで公演を行なっています。2006年以来7年振りの来日公演となる今回は、ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)、ノルベルト・トイブル(クラリネット)、リヒャルト・ガラー(ファゴット)、シュテファン・ドーア(ホルン)に加え、父ヴォルフガングと同じフルート奏者である、マティアス・シュルツが参加します。シュテファン・ドーアは2011年に、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニーとともにソリストとして細川の《ホルン協奏曲 ―開花の時―》世界初演と日本初演を手がけたことも記憶に新しいでしょう。


細川俊夫《古代の声ヴォルフガング・シュルツの追憶に
木管五重奏のための

[日本初演]
2013年10月4日 19:00開演 紀尾井ホール(東京)
※18:25より細川俊夫によるプレ・コンサート・トーク(聞き手:林田直樹)
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
http://www.smf.or.jp/ewb


関連記事:インタヴュー『細川俊夫、音楽を語る』 聞き手:林田直樹(2012年12月14日付)
https://www.schottjapan.com/news/2012/121214_112321.html