Harrison Birtwistle ©Hanya Chala / Arena PAL

現代イギリス音楽界を牽引する作曲家の一人、ハリソン・バートウィッスル（Sir Harrison Birtwistle）の最新版作品カタログが、出版社ブージー・アンド・ホークスからPDFで公開されています。

■ Harrison Birtwistle ? PDF Brochure｜Boosey & Hawkes
http://www.boosey.com/pdf/brochure/2729.pdf

この最新版カタログでは、《イン・ブロークン・イメージズ》 (2011/12)、アンサンブルのための《全ての音の上のファンタジア》（2011）、ピアノ独奏のための《ジーグ・マシーン》（2011）、12の女声、3つのハープ、アルト・フルートのための《モス・レクイエム》（2012）といった、今年初演が行われた近作も掲載されています。

来年2013年には、1月にオペラ《ミノタウロス》（2005-2007）が英国ロイヤル・オペラ・ハウスで再上演されるほか、日本でも5月に東京オペラシティ『コンポージアム2013』において作品が特集され、2013年度武満徹作曲賞の審査員として来日の予定。

■ バートウィッスルのドキュメンタリー動画｜Birtwistle on Birtwistle
（ブージー・アンド・ホークスのウェブサイトでノーカット版を視聴できます）

1968年グロマイヤー賞、1995年エルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞。2002年ソプラノとアンサンブルのための《パルス・シャドウズ》（Teldec 3984-26867-2）で、また2011年オーケストラのための《夜のブラックバード》（NMC D156）で、それぞれグラモフォン賞を受賞。1988年にナイトに叙され、2001年にコンパニオン・オブ・オナー勲章を受章。これまでにロンドン大学キングス・カレッジ教授、王立音楽アカデミーの作曲科主任教授などを務めています。