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日生劇場オペラ:アリベルト・ライマン《メデア》日本初演

2012年 10月30日付

Reimann and Marlis Petersen, photo by Peter Andersen

2013年に開場50周年を迎える東京の日生劇場で今年11月、現代ドイツを代表する作曲家アリベルト・ライマン(1936?)によるオペラ最新作《メデア》が日本初演されます。

ウィーン国立歌劇場の委嘱で作曲された《メデア》は、ギリシャ悲劇として名高い『王女メディア』の物語を題材にした、オーストリアの劇作家フランツ・グリルパルツァーの三部劇詩『金羊皮』第3部「メデア」を原作に、ライマン自身が台本を執筆し、現代的な響きと古典的な音楽作法が融合した意欲作です。

マルコ・アルトゥーロ・マレッリ演出による2010年の世界初演は大成功をおさめ、独オペラ専門誌『オペルンヴェルト Opernwelt』におけるその年の「年間最優秀世界初演」に輝きました。

今回の日本初演で演出を手がけるのは、サイトウ・キネン・フェスティバルを始めとする多くのオペラの演出で高い評価を得ている飯塚励生。外題役である飯田みち代や大隅智佳子らダブルキャストによる公演。演奏は下野竜也指揮、読売日本交響楽団です。

半世紀に渡って多数のオペラ歌手やスタッフを輩出してきた日生劇場が、ふたたび『これからの50年につながる舞台芸術の発信地』となるべく放つ《メデア》。オペラファン必見の公演となるでしょう。


* * *

オペラ「メデア」
日生劇場開場50周年記念 第1弾
2012年11月9日(金)19時・10日(土)14時・11日(日)14時
http://www.nissaytheatre.or.jp/program/2012/08/program-391.html

作曲:アリベルト・ライマン
指揮:下野竜也
演出:飯塚励生
出演:飯田みち代/大隅智佳子(メデア) 小山由美/清水華澄(ゴラ) 宮本益光/与那城敬(イヤソン) 大間知覚/大野徹也(クレオン) 林美智子/山下牧子(クレオサ) 彌勒忠史(ヘロルド)
読売日本交響楽団


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