Home>ニュース

ニュース

RSS Twitter Facebook

ジョナサン・ハーヴェイ特集と、権代敦彦、イェルク・ヴィトマンの近作 ―「サマーフェスティバル2010」8月末に開催

2010年 8月11日付

毎夏恒例の現代音楽の祭典「サントリー芸術財団 サマーフェスティバル2010〈MUSIC TODAY21〉」が、8月23日から30日にかけてサントリーホールで開催される。今年のテーマ作曲家は、電子音響音楽の分野で高い評価を受けているジョナサン・ハーヴェイ Jonathan Harvey(1939? )。26日と30日の二夜にわたるコンサートでは、それぞれ室内楽とオーケストラ作品が特集され、5作品が日本初演されるのに加え、サントリーホール委嘱による新作《80ブレス・フォー・トーキョー》が世界初演される。このうち、ライヴ・エレクトロニクスを用いる《弦楽四重奏曲第4番》では、ハーヴェイをはじめ、カイヤ・サーリアホやミカエル・ジャレルなど、ライヴ・エレクトロニクス作品を発表する作曲家たちから絶大な信頼を集めるIRCAMの音響技師ジルヴェール・ヌノ Girbert Nouno(1970? )が演奏に参加する。聴き所のひとつであろう。

また28日には、権代敦彦《無常の鐘》が「芥川作曲賞創設20周年記念ガラ・コンサート」において演奏される。このコンサートでは、1991年の第1回から昨年の第19回までの芥川作曲賞歴代受賞者による器楽または室内楽作品が受賞年順に演奏されるが、第6回受賞者としての権代の作品は、昨年浜松国際ピアノコンクールの課題曲として作曲された《無常の鐘》が選ばれた。ピアノは有森直樹、作曲家の強い希望によるものである。
その他、若手作曲家でクラリネット奏者でもあるイェルク・ヴィトマン Jorg Widmann(1973?)の《コン・ブリオ》も、25日に日本初演される。


「サマーフェスティバル2010」で演奏される当社管理楽曲

(*日本初演, **世界初演, 会場はいずれもサントリーホール (東京))


テーマ作曲家〈ジョナサン・ハーヴェイ〉
□ 室内楽(8月26日、小ホール)
ジョナサン・ハーヴェイ
・15楽器のための《スリンガラ・シャコンヌ》(2009)*
・12人の奏者とCDのための《隠された声 2》(1999)*
・ヴァイオリンと9人の奏者のための《シェーナ》(1992)*
弦楽四重奏曲第4番》(ライブ・エレクトロニクスを伴う)(2003)*
山本千鶴(ヴァイオリン)、クヮトロ・ピアチェーリ、ジルベール・ヌノ(エレクトロニクス)
東京シンフォニエッタ
板倉康明指揮

□ 管弦楽(8月30日、大ホール)
ジョナサン・ハーヴェイ
・《80ブレス・フォー・トーキョー》**
・《ボディ・マンダラ》*
東京フィルハーモニー交響楽団
沼尻竜典指揮

音楽の現在(8月25日、大ホール)
イェルク・ヴィトマン
・オーケストラのための演奏会用序曲《コン・ブリオ》(2008)*
東京都交響楽団
杉山洋一指揮

芥川作曲賞創設20周年記念 ガラ・コンサート(8月28日、小ホール)
権代敦彦
・ピアノのための《無常の鐘
有森直樹(ピアノ)

サマーフェスティバルの詳細(サントリー芸術財団のウェブサイト)
http://www.suntory.co.jp/news/2010/10757.html

music_2.gif Naxos Music Library でマーラーを聴く