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新日本フィルハーモニー交響楽団が6, 7月にB.A.ツィンマーマン、シュタウト、ウィリ、ウィドマンを演奏

2008年 6月11日付

新日本フィルハーモニー交響楽団が、6, 7月の定期演奏会で、B.A.ツィンマーマン《1楽章の交響曲》(6月13, 14日)、シュタウト《…まるで…》(6月19日)、ウィリ《永劫》(7月18, 19日)、ウィドマン《アルモニカ》(7月28日)を演奏する。7月28日のみシルヴァン・カンブルランの指揮で、他はすべてクリスティアン・アルミンクの指揮。
 今年生誕90年を迎えるベルント・アロイス・ ツィンマーマン(1918?70)は、先月新国立劇場で日本初演されたオペラ《軍人たち》の大成功が記憶に新しいドイツの作曲家。《1楽章の交響曲》は1950年作曲の比較的初期の作品である。ヨハネス・マリア・シュタウト(1974?)とヨルグ・ウィドマン(1973?)は、ヨーロッパの若手作曲家のなかでも抜きんでた活躍を見せており、サイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルや、ブーレーズ指揮のウィーン・フィルにより作品が演奏され、才能が高く評価されているが、日本ではまだ数作品が紹介されているに過ぎない。シュタウトの《…まるで…》は2000年に、ウィドマンの《アルモニカ》は2007年に世界初演された。ヘルベルト・ウィリ(1956-)は、2007年のPMFや今年の草津国際音楽祭のコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど近年日本でも知名度が高まっており、今回演奏される《永劫》は佐渡裕指揮ウィーン放送交響楽団により今年3月に世界初演されたばかり。
 わずか1ヶ月半あまりの間に、一つのオーケストラの定期演奏会でこれほど多様な現代の音楽が連続的に演奏されるのはあまり例がなく、新しい音楽に触れる格好の機会といえる。

演奏会の詳細(新日本フィルハーモニー交響楽団のウェブサイト)
6月13, 14日(すみだトリフォニーホール)
6月19日(サントリーホール)
7月18, 19日(すみだトリフォニーホール)
7月28日(サントリーホール)