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ダニー・エルフマンが英フェイバー・ミュージック社と出版契約 《ヴァイオリン協奏曲「イレブン・イレブン」》

2018年 2月 1日付

Danny Elfman, Sandy Cameron, and John Mauceri


ロンドンのフェイバー・ミュージック社は、ティム・バートン監督作品の映画音楽などで世界的に知られる作曲家、ダニー・エルフマン Danny Elfmanとの出版契約を発表した。契約作品第1弾である《ヴァイオリン協奏曲「イレブン・イレブン」 Concerto for Violin & Orchestra “Eleven Eleven”》の演奏用楽譜は、フェイバー・ミュージックよりレンタルすることができる。

4度のアカデミー賞ノミネートを果たしているダニー・エルフマン(1953〜)は、30年以上にわたるキャリアを通じ、映画音楽の世界で最も多彩で熟練した巨匠の1人として高く評価されている。これまでに100作以上を手がけた映画音楽のなかでも、最初の仕事となった「ピーウィーの大冒険」から続くティム・バートン監督との協働が最も広く知られるところで、アカデミー賞作曲賞ノミネート作品「ビッグ・フィッシュ」ほか、「ビートルジュース」「バットマン」「シザーハンズ」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「マーズ・アタック!」「スリーピー・ホロウ」「チャーリーとチョコレート工場」「コープスブライド」「アリス・イン・ワンダーランド」「ダーク・シャドウ」「フランケンウィニー」といった主要なバートン作品の音楽をエルフマンが担当している。

バリー・ソネンフェルド監督「メン・イン・ブラック」、ガス・ヴァン・サント監督「グッド・ウィル・ハンティング」「ミルク」でもアカデミー賞にノミネートされたほか、サム・ライミ監督「スパイダーマン」「シンプル・プラン」、ブライアン・デ・パルマ監督「ミッション:インポッシブル」、デヴィッド・O・ラッセル監督「アメリカン・ハッスル」といった、映画ファンに馴染み深い話題作の音楽を多数手がけており、現在は2019年公開予定のティム・バートン作品「ダンボ」の音楽を制作中だという。映画の他にも、アニメ「ザ・シンプソンズ」やドラマ「デスパレートな妻たち」「ハリウッド・ナイトメア」のテーマ曲、スティーヴン・スピルバーグ製作の「世にも不思議なアメージング・ストーリー」など、TVシリーズの分野でも活躍している。

近年、カーネギー・ホールで初演されたアメリカン・コンポーザーズ・オーケストラ委嘱作品《セレナーダ・スキゾフラーナ》(2005)、トワイラ・サープ振付によるアメリカン・バレエ・シアター作品「Rabbit and Rogue」(2008)、フィリップ・ドゥクフレ振付によるシルク・ドゥ・ソレイユ作品「アイリス」(2011)など、コンサート作品や舞台音楽の分野にも意欲的に進出している。また、自身が作曲したティム・バートン映画の音楽をオーケストラと合唱の生演奏で再現した「ティム・バートン&ダニー・エルフマンの映画音楽コンサート」は、2013年以降ロンドン、ロサンゼルス、プラハ、パリ、東京など世界数カ国で上演される人気公演となっている。最近では、2016年10月に東京国際フォーラムで開催された「ティム・バートン&ダニー・エルフマンのハロウィーン・コンサート」も日本のファンの記憶に新しいところだろう。今年秋にはベルリン・フィルハーモニー・ピアノ四重奏団による委嘱作品がフィルハーモニー(ベルリン)で初演される予定。

《ヴァイオリン協奏曲「イレブン・イレブン」》(2017)は、チェコ・ナショナル交響楽団、スタンフォード・ライヴ、スタンフォード大学、ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団の共同委嘱により、気鋭のヴァイオリニスト、サンディ・キャメロンのために作曲された4楽章の作品。2017年のプラハ・プロムスのプログラムとして6月21日、プラハ市民会館(スメタナ・ホール)で、キャメロン独奏とジョン・マウチェリー指揮チェコ・ナショナル交響楽団による世界初演の後、同年9月にはハンブルクのエルプフィルハーモニーでドイツ初演が行われた。今年3月にはスタンフォード、6月にはグラスゴーでのイギリス初演が予定されている。

作品についてエルフマンは「非常にトリッキーなコンセプトを目指しています。映画音楽、特に私の作曲した映画音楽のファンに疎んじられないと同時に、映画音楽のようになってしまわず、さらにそれを超えるようなオーケストラ音楽を書くことは可能か? これはとても困難なチャレンジでしたが、それが私の目標でした。」と述べている。

ダニー・エルフマン《ヴァイオリン協奏曲「イレブン・イレブン」》楽譜レンタルのお問い合わせはショット・ミュージックまで。