7月7日から札幌を中心に開催されるPMF2007で、ショットの作曲家ヘルベルト・ヴィリがレジデント・コンポーザーとして来日する。日本初演となる2作品を含むオーケストラ曲3作品をはじめ、これまでほとんど日本に紹介されることのなかったヴィリの作品が音楽祭期間中集中的に演奏される。
　1956年オーストリアに生まれたヴィリはインスブルック大学で音楽教育学と神学を学んだ。それと同時にピアノとバスーンをインスブルック音楽院で学ぶ。1983年からザルツブルク・モーツァルテウム大学でヘルムート・エーダーに作曲を師事した。
　ヴィリは、ヨーロッパで数々の作曲賞を受賞し、1996年から98年までカメラータ・アカデミカの、2002/03年にはウィーン楽友協会のコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど、近年活躍の場を大きく広げている作曲家である。ヴィリの作品は小澤征爾、クラウディオ・アバド、クリストフ・フォン・ドホナーニといった指揮者にも取り上げられ、ヨーロッパのみならず世界中の一流オーケストラにより演奏されている。

PMFでのヴィリ関連演奏会は以下の通り。

PMFのウェブサイト：
http://www.pmf.or.jp/index.html

ショット（ドイツ）のウェブサイト：
http://www.schott-music.com/shop/artists/1/20515/