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小出稚子《花街ギミック》 吉原すみれがリサイタルで再演

2018年 10月 2日付


小出稚子作曲による打楽器独奏作品、《花街ギミック》が、11月7日に東京文化会館で行われる「吉原すみれパーカッションリサイタル2018」で演奏される。吉原すみれ(打楽器)は2010年に同作の世界初演も行った。

打楽器のための《花街ギミック Hanamachi Gimmick》(2010/18)は、2010年の「吉原すみれパーカッション・リサイタル」の委嘱作品。本作について小出は、お座敷遊びの唄として広く知られる金毘羅船船(こんぴらふねふね)における舞妓の手業から着想を得て、さらに小説『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦)に登場する「李白の家」の賑やかな雰囲気を加味し、架空の花街におけるお座敷遊びのエッセンスを凝縮したと述べる。

アフリカ発祥のアサラトをはじめ、ハーモニカ、風鈴、チャンチキ、ボンゴ、カウベル、ギロといった小さな打楽器が使用され、実際のお座敷でも演奏できるようなコンパクトなセットながら、数種の楽器を目まぐるしく叩き分ける技巧的な側面も楽しめるだろう。

尚、《花街ギミック》の演奏用楽譜は、演奏会当日に合わせてショット・ミュージックの新刊楽譜として発売される予定。


小出稚子
花街ギミック
Noriko Koide: Hanamachi Gimmick for percussion

2018年11月7日[水]19:00 東京文化会館
吉原すみれ(打楽器)
http://www.t-bunka.jp/stage/rent_10955.html