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細川俊夫《変容》 1月、秋山和慶指揮で日本初演

2016年 12月28日付

© Kaz ishikawa


細川俊夫作曲のクラリネット協奏曲《変容 Metamorphosis》の日本初演が2017年1月27日、広島のアステールプラザで行われる。演奏は秋山和慶指揮、広島交響楽団。ソリストは品川秀世(クラリネット、同団クラリネット奏者)が務める。

クラリネットと弦楽オーケストラ、打楽器のための《変容》は、2000年のルツェルン音楽祭(スイス)の委嘱によって作曲され、同音楽祭で9月8日、ザビーネ・マイヤー(クラリネット)と、ハインツ・ホリガー指揮ヨーロッパ室内管弦楽団によって世界初演が行われた作品。弦楽オーケストラは舞台後方に配置されたエコー(6ヴァイオリン、チェロ、コントラバス)によって拡張され、空間的な音響操作が試みられている。演奏時間は16分。

本公演は、今シーズンで広島交響楽団の音楽監督を勇退する秋山が2001年から続けてきた演奏会「ディスカバリー・シリーズ」の集大成として、同団の品川をソリストに起用して企画されたもの。同団と広島出身の細川との関係は深く、オーケストラのための《記憶の海へ》委嘱初演(1998)をはじめ、細川が音楽監督を務めるコンサート・シリーズ「HIROSHIMA HAPPY NEW EAR(広島の新しい耳)」では、オペラ《班女》《リアの物語》を含む細川作品のみならず、リゲティ《室内交響曲》や《ミステリー・オヴ・ザ・マカーブル》などの現代作品の演奏を通じて、長い協働を重ねている。


細川俊夫
変容
クラリネットと弦楽オーケストラ、打楽器のための
Toshio Hosokawa: Metamorphosis for clarinet and string orchestra with percussion

日本初演
2017年1月27日[金]18:45開演 アステールプラザ 大ホール(広島)
品川秀世(クラリネット)
秋山和慶(指揮)
広島交響楽団
http://hirokyo.or.jp/hirokyowp/wp-content/uploads/2016/02/2016_A4_03_x.pdf