Home>ニュース

ニュース

RSS Twitter Facebook

リーム《Ins Offene...(第2稿)》日本初演

2019年 1月 31日付

Wolfgang Rhim / ヴォルフガング・リーム

photo © Universal Edition / Eric Marinitsch

2月22日、第585回読売日本交響楽団定期演奏会において、ドイツの作曲家ヴォルフガング・リームの《Ins Offene...(第2稿)》がローター・ツァグロゼクの指揮、同交響楽団によって日本初演される。

戦後ドイツを代表する作曲家の一人であるリームは、これまでに100曲以上もの作品を創作し、その豊穣な管弦楽の世界は多くの聴衆を魅了している。オーケストラのための《Ins Offene...(第2稿)》(1990/92)は、1995年1月、スペインのカナリア諸島音楽祭で、ゲルト・アルブレヒト指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団によって世界初演された。

初版を全面的にリライトしたこの第2稿は、その後ピアノ協奏曲《Sphere》(1992-94)の基になっており、ここから《Ins Offene...》の音素材に対する作曲家のこだわりが垣間見える。今回の日本初演は、ソリストの空間的な配置を含めて、リームの卓越した管弦楽書法を堪能する機会になるだろう。

ヴォルフガング・リーム
Ins Offene...(第2稿)
Wolfgang Rhim: Ins Offene... [2nd version]
日本初演
ローター・ツァグロゼク(指揮)、読売日本交響楽団
2019年2月22日[金]19:00 サントリーホール
https://yomikyo.or.jp/concert/2017/12/585-1.php