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川上統:室内オーケストラのための《樟木》初演 6月16日に広島で

2017年 6月 1日付

Osamu Kawakami © Elsa Seignol / Illustration by Osamu Kawakami


川上統作曲による新作、室内オーケストラのための《樟木(しょうぼく)》の初演が、6月16日に広島のアステールプラザで行われる。演奏は、川瀬賢太郎(指揮)と広島交響楽団。細川俊夫が音楽監督を務めるコンサート・シリーズ「HIROSHIMA HAPPY NEW EAR」の第23回公演となる。

樟木 Camphor Tree》(2017)は、ひろしまオペラ・音楽推進委員会の委嘱により、「ヒロシマ」をテーマに作曲された。幹周りが10メートルを超えることも珍しくない大型の常緑樹、樟(クスノキ)は、防虫・抗菌・鎮痛・強心の生薬である樟脳の原材料としても古くから用いられてきた。川上は、穏やかで繊細な姿の内側に、強く「守る力」を備えたクスノキに着想を得て、原爆の熱線を耐えていまも広島の地に根を張るクスノキの被爆樹の様子を、オーケストラの音で表現したと述べる。クスノキは広島の希望と復興の象徴として、1973年(昭和48年)に広島の「市の木」に制定されている。

同公演では、細川俊夫作曲による、ギター、弦楽、打楽器のための《 IX ―目覚め Voyage IX –Awakening–》(2007)の日本初演も行われる。ギター独奏は福田進一。同作は第50回ワルシャワの秋音楽祭、メガロン/カメラータ・アテネ、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団の共同委嘱によって作曲され、2007年の同音楽祭においてティモ・コルホネン、カメラータ・アテネ、クリストファー・ヴァーレン=グリーン(指揮)の演奏で初演が行われた。


HIROSHIMA HAPPY NEW EAR 23
2017年6月16日[金]19:00 JMSアステールプラザ(広島)

川上統《樟木》室内オーケストラのための[世界初演]
細川俊夫《旅 IX ―目覚め―》ギター、弦楽、打楽器のための[日本初演]

福田進一(ギター)
川瀬賢太郎(指揮)
広島交響楽団
http://h-culture.jp/opera/classic/event4/entry-1475.html#ttl