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細川俊夫:ピアノのための《エチュード》全6曲 ルツェルン音楽祭で児玉桃が世界初演

2013年 11月 1日付

©Marco Borggreve

スイスのルツェルンで毎年開催されるルツェルン音楽祭で、11月23日にピアニストの児玉桃がソロ・コンサートを行い、細川俊夫作曲によるピアノのための《エチュード》全6曲が演奏されます。3番から6番はこれが世界初演です。

ピアノのための《エチュード》は全6曲の連作。《エチュード I ?2つの線?》は、2011年第58回ブゾーニ国際ピアノコンクールのソロ・ファイナル課題曲として作曲され、同コンクールに先駆けて同年8月26日にニコラス・ホッジスによって初演、その後2012年4月に伊藤恵によって東京で改訂版初演が行われました。《エチュード II ?点と線?》は2012年に中電不動産株式会社の委嘱で作曲され、翌2013年2月8日に小菅優によって初演が行われました。

3番から6番は、ルツェルン音楽祭、東京オペラシティ文化財団、英ウィグモア・ホールの共同委嘱によってこのほど新たに作曲されました。4曲はそれぞれ《?書(カリグラフィー)、俳句、1つの線?》《?あやとり、2つの手による魔法(呪術)、3つの線?》《?怒り?》《?歌、リート?》と副題が付けられています。

このコンサートでは細川の《エチュード》のほか、J・S・バッハ《イタリア風協奏曲 ヘ長調 BWV 971》、クロード・ドビュッシー《12の練習曲》の、3種の「練習曲」がプログラミングされています。

ルツェルンでの世界初演の後、児玉は12月6日に東京オペラシティコンサートホール、そして来年4月6日にウィグモア・ホールで、同一のプログラムによるソロ・コンサートを開き、細川の《エチュード》全6曲の日本初演とイギリス初演を行います。また児玉は日本初演の翌々日、12月8日に広島アステールプラザで開催されるHIROSHIMA HAPPY NEW EAR XVIにおいても同6曲を演奏します。


細川俊夫
エチュード I ? VI
ピアノのための

ピアノ:児玉桃

2013年11月23日(土)21:00 ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター
ルツェルン音楽祭
世界初演
http://www.lucernefestival.ch/en/festivals/festival_at_the_piano_2013/events/kodama/

2013年12月6日(金)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
児玉 桃 ピアノリサイタル
日本初演
http://www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=5436

2014年4月6日(日)19:30 ウィグモア・ホール
イギリス初演
http://www.wigmore-hall.org.uk/whats-on/productions/momo-kodama-piano-33074


2013年12月8日(日)15:00 広島アステールプラザ
HIROSHIMA HAPPY NEW EAR XVI ?色彩豊かな音の世界へ?
http://www.a-net.shimin.city.hiroshima.jp/www/contents/1212396350537/index.html