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作曲家

細川俊夫
Toshio Hosokawa
1955.10.23 –



© Kaz ishikawa

松風
Matsukaze




松風(2010)Matsukaze

オペラ(1幕)
リブレット:原作:世阿弥『松風』 オペラ台本:ハンナ・デュブゲン(独語)
登場人物:松風(ソプラノ) 村雨(メゾ・ソプラノ)旅の僧(バス) 須磨の浦人(バリトン)
編成:1 (also picc, a.fl & b.fl). 1 (also E.hn). 2 (II also b.cl). 1 (also c.bsn) − 1. 1. 1. 1 −2perc (b.dr [large] / tam-t [large] / cym.ant / 4Japanese wind Glocken / 4rins on timp / 3trgl / 4bongos / marac / 4tom-t / marimb[5oct.] / guiro / Sleigh Bells / w.bl / Whip) −strings
演奏時間: 75分
委嘱: モネ劇場
初演:2011年5月3, 4, 5, 6, 8, 10, 11日 ブリュッセル バーバラ・ハンニガン(松風) シャルロット・ヘレカント(村雨) フローデ・オルセン(旅の僧)カイ=ウーヴェ・ファーネルト (須磨の浦人) サシャ・ヴァルツ演出 サシャ・ヴァルツ&ゲスツ(ダンス) モネ劇場室内管弦楽団 ヴォーカルコンソート・ベルリン パヴロ・ ヘラス=カサド指揮
出版社: ショット・ミュージック 演奏用楽譜: レンタル

あらすじ

諸国修行の旅の僧が須磨の浦に辿り着く。浜辺の松には「松風」「村雨」と名前が彫られている。通りかかった須磨の浦人から、その松は数百年前に ここに住んでいた二人の若い姉妹の墓標であると聞く。それは在原行平が須磨に蟄居していた短い間に契りを交わした姉妹であった。姉妹との再会を誓いながら、帰京した行平はほどなく病死。二人の願いは叶わぬものとなり、姉妹は悲しみのうちに没したという。姉妹のために祈りを捧げる旅の僧。須磨の浦人に別れを告げた僧は塩屋を見つけ、その入り口で眠り込んでしまう。
月夜の浜辺に塩汲車を曵いた松風と村雨が現れる。桶に海藻を集めながら、行平を想い、我が身の哀しみを歌う姉妹。海水に映る月に慰めを見出しながら家路につく。塩屋の入り口で眠っていた旅の僧は、戻ってきた姉妹に一夜の宿を乞う。旅の僧が歌う行平の歌に姉妹は涙を流し、自分たちが松風と村雨の亡霊であることを打ち明ける。やがて松風は形見の狩衣をまとって狂ったように舞い始め、姉を制止しようとしていた村雨も形見の烏帽子を受け取って共に舞う。行平の幻影を見て松の木の下に駆け寄った二人は陶酔状態で舞い続ける。姉妹の叫びは風の音と雨の滴に変わっていく。 夜明けに旅の僧が目を覚ますと、そこに塩屋はなく、ただ松の木だけが風に吹かれていた。


上演履歴

2011年5月3日・4日・5日・6日・8日・10日・11日 — モネ劇場(ブリュッセル,ベルギー)
世界初演
演出・振付:サシャ・ヴァルツ
バーバラ・ハンニガン(松風),シャルロット・ヘレカント(村雨),フローデ・オルセン(旅の僧),カイ=ウーヴェ・ファーネルト(須磨の浦人),サシャ・ヴァルツ&ゲスツ(ダンス),モネ劇場室内管弦楽団,ヴォーカル・コンソート・ベルリン,パブロ・ヘラス=カサド(指揮)

2011年5月31日,6月1日・2日 — ポーランド国立歌劇場(ワルシャワ,ポーランド)
ポーランド初演
演出・振付:サシャ・ヴァルツ
バーバラ・ハンニガン(松風),シャルロット・ヘレカント(村雨),フローデ・オルセン(旅の僧),カイ=ウーヴェ・ファーネルト(須磨の浦人),サシャ・ヴァルツ&ゲスツ(ダンス),ポーランド国立歌劇場管弦楽団,ヴォーカル・コンソート・ベルリン,パブロ・ヘラス=カサド(指揮)

2011年6月9日・10日 — ルクセンブルク歌劇場(ルクセンブルク,ルクセンブルク)
ルクセンブルク初演
演出・振付:サシャ・ヴァルツ
バーバラ・ハンニガン(松風),シャルロット・ヘレカント(村雨),フローデ・オルセン(旅の僧),カイ=ウーヴェ・ファーネルト(須磨の浦人),サシャ・ヴァルツ&ゲスツ(ダンス),ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団,ヴォーカル・コンソート・ベルリン,パブロ・ヘラス=カサド(指揮)

2011年7月15日・16日・17日 — ベルリン国立歌劇場(ベルリン,ドイツ)
ドイツ初演
演出・振付:サシャ・ヴァルツ
バーバラ・ハンニガン(松風),シャルロット・ヘレカント(村雨),フローデ・オルセン(旅の僧),カイ=ウーヴェ・ファーネルト(須磨の浦人),サシャ・ヴァルツ&ゲスツ(ダンス),ベルリン国立歌劇場管弦楽団,ヴォーカル・コンソート・ベルリン,パブロ・ヘラス=カサド(指揮)

2013年2月1日・2日・3日 — ベルリン国立歌劇場(ベルリン,ドイツ)
演出・振付:サシャ・ヴァルツ
バーバラ・ハンニガン(松風),シャルロット・ヘレカント(村雨),フローデ・オルセン(旅の僧),カイ=ウーヴェ・ファーネルト(須磨の浦人),サシャ・ヴァルツ&ゲスツ(ダンス),ベルリン国立歌劇場管弦楽団,ヴォーカル・コンソート・ベルリン,デヴィット・コールマン(指揮)

2013年5月24日・26日,6月1日・4日・8日 — ドック・ストリート劇場(チャールストン,アメリカ) — スポレト・フェスティヴァルUSA 2013
アメリカ初演
演出:Chen Shi-Zheng,舞台:Chris Barreca,衣装:Elizabeth Caitlin Ward
Pureum Jo(松風),Jihee Kim(村雨),Gary Simpson(旅の僧),Thomas Meglioranza(須磨の浦人),スポレト・フェスティヴァルUSA・オーケストラ,ウェストミンスター合唱団,ジョン・ケネディ(指揮)

2013年7月18日・19日・20日 — ジェラルド・リンチ劇場(ニューヨーク,アメリカ) — リンカーン・センター・フェスティバル
演出:Chen Shi-Zheng,舞台:Chris Barreca,衣装:Elizabeth Caitlin Ward
Pureum Jo(松風),Jihee Kim(村雨),Gary Simpson(旅の僧),Thomas Meglioranza(須磨の浦人),タレア・アンサンブル,ジョン・ケネディ(指揮)

2014年9月30日,10月2日・3日 — リール・オペラ座(リール,フランス)
フランス初演
演出・振付:サシャ・ヴァルツ,舞台:ピア・マイヤー=シュリーバー,舞台:塩田千春,衣装:Christine Birkle
バーバラ・ハンニガン(松風),シャルロット・ヘレカント(村雨),フローデ・オルセン(旅の僧),カイ=ウーヴェ・ファーネルト(須磨の浦人),アンサンブル・ムジークファブリーク,ヴォーカル・コンソート・ベルリン,デヴィット・コールマン(指揮)

2015年5月2日・13日・16日・23日,6月7日・12日・18日 — キール劇場(キール,ドイツ)
演出:マティアス・フォン・シュテークマン,舞台・衣装:Walter Schütze
Lesia Mackowycz(松風),Rosanne van Sandwijk(村雨),Timo Riihonen(旅の僧),Christoph Woo(須磨の浦人),Philharmonisches Orchester Kiel,Opernchor des Theaters Kiel,Leo Siberski(指揮)

2015年7月10日・11日・12日 — ベルリン国立歌劇場(ベルリン,ドイツ)
演出・振付:サシャ・ヴァルツ,舞台:ピア・マイヤー=シュリーバー,舞台:塩田千春,衣装:Christine Birkle
バーバラ・ハンニガン(松風),シャルロット・ヘレカント(村雨),フローデ・オルセン(旅の僧),カイ=ウーヴェ・ファーネルト(須磨の浦人),サシャ・ヴァルツ&ゲスツ(ダンス),ベルリン国立歌劇場管弦楽団,ヴォーカル・コンソート・ベルリン,David Robert Coleman(指揮)

2016年10月21日・22日・23日 — 香港文化センター(香港,中国) — New Vision Arts Festival 2016
中国初演
演出・振付:サシャ・ヴァルツ,舞台:ピア・マイヤー=シュリーバー,舞台:塩田千春,衣装:Christine Birkle
半田美和子(松風),Jihee Kim(村雨),Douglas Williams(旅の僧),カイ=ウーヴェ・ファーネルト(須磨の浦人),サシャ・ヴァルツ&ゲスツ(ダンス),Hong Kong New Music Orchestra,ヴォーカル・コンソート・ベルリン,David Robert Coleman(指揮)

2017年4月6日・7日・8日・9日 — モネ劇場(ブリュッセル,ベルギー)
演出・振付:サシャ・ヴァルツ,舞台:ピア・マイヤー=シュリーバー,舞台:塩田千春,衣装:Christine Birkle
バーバラ・ハンニガン(松風),シャルロット・ヘレカント(村雨),フローデ・オルセン(旅の僧),カイ=ウーヴェ・ファーネルト(須磨の浦人),サシャ・ヴァルツ&ゲスツ(ダンス),モネ劇場室内管弦楽団,ヴォーカル・コンソート・ベルリン,バッセン・アキキ(指揮)

2017年4月21日・22日・23日 — 大劇場(ワルシャワ,ポーランド)
演出・振付:サシャ・ヴァルツ,舞台:ピア・マイヤー=シュリーバー,舞台:塩田千春,衣装:Christine Birkle
イルゼ・エーレンス(松風),シャルロット・ヘレカント(村雨),フローデ・オルセン(旅の僧),カイ=ウーヴェ・ファーネルト(須磨の浦人),サシャ・ヴァルツ&ゲスツ(ダンス),ポーランド国立歌劇場管弦楽団,ヴォーカル・コンソート・ベルリン,バッセン・アキキ(指揮)

2018年2月16日・17日・18日 — 新国立劇場(東京)
日本初演
演出、振付:サシャ・ヴァルツ,舞台:ピア・マイヤー=シュリーバー,舞台:塩田千春,衣装:Christine Birkle
イルゼ・エーレンス(松風),シャルロット・ヘレカント(村雨),グリゴリー・シュカルパ(旅の僧),萩原潤(須磨の浦人),新国立劇場合唱団,東京交響楽団,サシャ・ヴァルツ&ゲスツ,デヴィット・コールマン(指揮)